ベイビーベイビーベイビー
 

 しかし何はともあれ、善は急げである。

 家に戻った百合子は、すぐに妙子に電話をかけて礼を述べると、早速その話を切り出した。


 妙子は突然の縁談話に驚いたが、麻美に確認してみると

「ふーん、とりあえず身上書と写真を見てから決めるわ」

と、まんざらでもない様子である。


 妙子も百合子の友人の息子という事で安心できたし、麻美の意向をそのまま百合子に伝えた。



 嬉々とした百合子は、そのまま真佐子に電話をかけて、その旨を伝えた。

 真佐子は勿論大喜びをし、大至急、息子の身上書と写真を百合子に送るとの事であった。






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