ありがとっ
周りを見たら
病室にはあたしと正輝だけだった。


「子育てってね?
女しかしないんだよ。
正輝は、家族で出かけたり楽しく過ごせる
ことしかないでしょ?
でも、面倒なことは全部女に回ってくる…
ねえ…そうでしょ?」

「…」


正輝は俯いた。
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