yun
4
青い空、眩しい太陽。
5分も歩けばコンビニがあって、
日本語の雑誌も読み放題。
ぼったくられそうになって、喧嘩をすることもないし、
歩道はきれいに舗装されている。
なのに。
なにもなかったあの国が、
どうしてこんなにも、
懐かしいのだろう。
あそこには、
友情がある。
暖かさがある。
何より、
なにもなくて、
当たり前を求める自分が、
きらきらしていた。
なにもないことが、
あたしたちを、
沸き立たせていた。
そうだ。
時々帰ろう。
なにもない、あの国へ。
5分も歩けばコンビニがあって、
日本語の雑誌も読み放題。
ぼったくられそうになって、喧嘩をすることもないし、
歩道はきれいに舗装されている。
なのに。
なにもなかったあの国が、
どうしてこんなにも、
懐かしいのだろう。
あそこには、
友情がある。
暖かさがある。
何より、
なにもなくて、
当たり前を求める自分が、
きらきらしていた。
なにもないことが、
あたしたちを、
沸き立たせていた。
そうだ。
時々帰ろう。
なにもない、あの国へ。