太郎君のヒ・ミ・ツ♪



朝から不機嫌だった野衣。

なんでキレてんだよ

って聞いたら

キレてないし

っつて

また不機嫌にさせてしまった。



野衣を図書室に連れて来て話しを聞いていた。




「だってだってだって…」

「だって…何だよ」

「何でそこまでして王子様キャラを作るの?!何でそこまでしてあたしと付き合ってる事秘密にすんの?!」

「の…」

「あたし限界だよ。
学校だって一緒に行きたいし、学校で堂々と二人でお弁当食べたり、手繋いだりしたいよ!」


「もーヤダぁ…」

ついに野衣は泣いてしまった。



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