あなたの側で…


「えっと…

柏原実奈ですけど…??」

「実奈ちゃん??
あなた…

髪の毛切ったのね!!
短いのも可愛いわ!!

私柄にもなくテンションあがっちゃう♪」

「えっ…

私を知ってるんですか??」

「もちろん。

だってあなた櫂斗君の彼女さんでしょ??」

「なんでそんなことあなたが知ってるんですか??

どこかで私たちを見てるんですか??
それとも……………」

「それ、櫂斗君にも聞かれたわね。」

「えぇ。
聞きましたね。」

「私の会社あそこなの。」

「「「「えぇーーーー

学校の目の前!!」」」」

「だから見てて知っていたの。

でもやっぱりカッコイイ子の友達はかっこいいのね!
類は友を呼ぶんだわ!!

ねぇ、この際だからあなたたちモデルじゃなくてアイドルユニットにしましょうよ。

こんなにかっこよくて可愛かったらすぐにファンが増えるわ。

ねぇあなたたち音楽と体育は得意かしら??」

「まぁ人並みには…
なぁ………??」

「「「「う、うん。」」」」


「じゃあ決まりだわ!!
早速あなたたちの親にあいさつに行って承諾貰わなきゃ!!」

「でも、私たち学校が…」

「そーいえば…この学校って…」
「芸能科があったような…」
「気がする…」

「その通り!!

ここ星鈴大学付属には芸能科があるの!」

「でも、私お家がお金がなくて…

今は特待生制度で学費がタダなので学校に通えてるんです。
芸能科に特待生制度は無いから…


普通科じゃないと困るんですけど…」


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