あなたの側で…
「そんなの私が払ってあげるわ!!
この学校と会社は連携してて、
芸能科で私の事務所なら学費は3分の1だもの。
元々芸能科のほうが金額は少し安いし……
学力もそんなに差はないし。」
「でも本当に今からウチに来るんですか??」
「えぇ。
何か問題でも??
えっと…」
「芦川渚です。
私今親と暮らしてないんです。
ねぇ、どうしよう棗…」
「俺しらね。
琉架はどうすんだよ。」
「俺??
俺は棗っちおじさんでいいかなって??」
「じゃぁナギもそれでいいんじゃね??
ってことで、上林さんでしたっけ??
俺…五十嵐棗と琉架、ナギは俺の親父ってことで。」
「他は自宅でいいのかしら??
櫂斗君と実奈ちゃんも別??
3世帯回れば完了??」
「そーっすね。」
「じゃぁ行きましょう。」