Black Light

「犯人が分かったら絶対に俺の手で殺してやる。
そう思ってずっと生きてきたのに…

でも、どれだけ後悔しても…
もう後戻りはできないんだ」



日が沈む

暗い闇が

国全体を支配していく



「湊が…」


「ん?」


「全部湊が仕組んだの?」


「え?」


「今回の戦争…
全部湊がやったの?」




長い長い沈黙だった

やがて喉の奥から這い上がってきたような

かすれた低音が耳をかすめる




「…そうだよ。
全部こうなるために…

この国を消すために…

俺が仕組んだ」




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