Black Light
「うそ…」
「嘘じゃない。
それが現実だよ、悠里」
たったそんなことのために
私という存在のためだけに
東国が壊滅してしまった…?
「戦争が始まったらお偉いさんがあそこに集まるってのは分かってた。
だからさ…
あいつら全部始末したら終わりにしようって思ってたんだ。
悠里は悪くない。
あいつらのせいで仕方なくって…
でも無理だった。
結局俺はそれじゃダメなんだ。
何となくモヤモヤして…
俺の気持ちとかそんなの別にさ。
俺は悠里とちゃんと向き合わなくちゃだめなんだって…」
「それは…
私と戦いたいってこと?」
「そうとも言うね」
ねぇ湊
どうしてそんな風に悲しそうに笑うの?
私
どうしたらいい?