Black Light
「……」
言い返せないのは
原因が私にあると知っていたから
「何か言うことないわけ?」
何が原因か
その答えはすぐ目の前にあるのに
人に頼ることを知らない私は
どうしていいのか分からない
「…ごめん。
次は頑張るから」
初めてだった
自分にやり遂げられないことがある、その現実が
一人そこに残された私は
何だか生きていることを否定されたようで
無性に空しさだけが溢れ返った
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