Black Light

一瞬

真後ろに人の気配を感じた


すぐに体勢を整え

身を潜めると

そこには無表情に立ち尽くす湊の姿


「…湊!
大丈夫だったの?」


「何が?」


「何がって…
何度か銃声が聞こえたから」


「…あぁ。
別にいつものことじゃん、あんなの」


さして興味もないのか

湊は中の様子をちらりと確認し

一人でさっさと進んで行ってしまう







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