Black Light
聞き返すまでもない
これまで何となく避けてきた方法を
私たちは今、始めようとしているのだから
「とりあえず政府からもらった情報によると、城内約150人。
まぁ時限爆破装置使って、ざっと100。
俺達で25ずつ。
まぁ余裕だろ」
湊は政府に連絡を取り
作戦の了解を得たと
満足そうに笑った
これからすることを考え
精神を集中させる
どうなるかは分からないスリルに興奮する一方で
一瞬躊躇する自分がいる
そんな自分を取り払うかのように
私は時限爆弾の準備に取り掛かった