【短編】後輩カレシ。
後ろから高野の声。
「またお茶いれますから。」
え……?
それって……
また生徒会室にきていいってこと?
出迎えてくれるってことなのかな?
そっか………
少しだけ心が温かくなった気がした。
「……ん。ありがと健都クン♪」
ワザと名前+くんづけで呼んでみた。
そしたら予想してたとおり顔を赤くした高野。
「また来るね〜」
そして私は生徒会室を出て行った。
廊下を出たとき、私の好きだった人と彼女さんが一緒にいたのを見たけど、
今日はそこまで胸が痛まなかった。