【短編】後輩カレシ。
「そっかぁ……」
私はドスンと腰掛けた。
「でもよかったね、久美。」
「うん。」
まぁ、いいカップルなんじゃいかな?
久美泣かせたら澤崎くん抹殺だけどね。
「はるかはどうなの?」
「へ?」
久美の突然の質問に驚いた私。
な、なにが?
「佐野くんのこと……今も好き?」
「え……」
なんか……
今質問がすごいグッサリ心に刺さったような……。
なんて答えればいいんだろう?
佐野くんのことをみると、ドキドキしたりする。
でもそれも前ほどではなくなってきた。
それに、彼女がいるし………。
「私は―――――――」
口を開いたとき、
キィッ…
生徒会室のドアがあいた。