【短編】後輩カレシ。
頭の中に響いた高野の声。
「お茶。おかわりいれますね。」
そう言って高野は湯のみをとっていった。
「あ、うん…。ありがとう……」
私、
おかしい……
私の今の気持ち。
それがわからない……
「じゃあ、俺帰るな。変な空気にさせちゃってゴメン。」
そう言って佐野くんは帰って行った。
静まり返っている生徒会室。
私はその場に座り込んでしまった。
「大丈夫か、木村?」
珍しく心配してくれる澤崎くん。
「はるか………」