【短編】後輩カレシ。
ひとりで考えるのも大変だし気持ちに整理がつかないから、
久美にでも相談しようかな?
そのほうがきっといい。
「よし……」
私は久美のところに向かった。
―――――――――――…………
「…まぁわかってたけどね。」
私が相談したあと最初に久美がいった言葉はこれだった。
「まじすか……?」
「まじっス。」
久美がお弁当箱をとじながらいった。
「高野の態度みてりゃわかるさ。」
高野の態度……?
「そう。だってアイツはるかが生徒会室に来たとき、すごい喜んだ顔してるんだよ?」
「うそ………」
全く気づきませんでした……。