【短編】後輩カレシ。
え……?
この声―――――
グイッ!
「きゃ…」
声の主の顔を見る前に腕を引っ張られ、
気がついたら校舎裏のところに連れてこられていた。
ダンッ
壁に押さえつけられる。
「やっぱり佐野先輩のこと好きなんですか?」
やっぱり……
「高野……」
後ろからした声の主は高野だった。
久しぶりにみる高野の顔は真剣だった。
「またキスされたいの?」
!!
「なんでっ………んん……」
バカ高野……
返事する前にもうしてるじゃん……