【短編】後輩カレシ。
高野、わけわかんないよ………
高野は美沙と仲良くしてたり
私にキスしたり……
本当…
わけわかんないよぉ……
「えっ先輩!?」
気がついたら頬を生暖かい粒がつたっていた。
「キス…そんなに嫌でしたか!?」
慌てる高野。
バカ……
そんなんじゃない。
「違う……グスッ」
「じゃあなんで……」
なんでって……
それは……
「高野が美沙と…ヒック仲良くしてるからぁ……グズッ…」
涙がどんどん溢れてくる。
私のことばに高野は「え?」とか「あれ?」とか言っている。
「なに赤くなってんのよぉ……」