【短編】後輩カレシ。
気がついたら叫んでいた。
そしてキッと高野を睨む。
「わかった!?」
「え、や…はい……?」
困惑してるような高野。
顔はますます赤い。
「それって……告白の返事、オーケーってことですか?」
ドキン
そう………
そうだけど………
「ひとつだけ訊かせて。」
「はい?」
「この前の日曜日……美沙とデートしてなかった?」
「えぇ!?」
そう訊くと、
「違いますよ!!」
一気に弁解し始めた。
「じゃあなんでふたりでいたの?」
私がしかめっ面できくと、逆に質問された。
「先輩、明日なんの日かわかります?」