【短編】後輩カレシ。
高野の突然の質問に、内心ドッキリの私。
今ぐっさり言葉の矢が心に刺さった気がするわ……。
「まぁね……」
顔をしかめて外を見ながら答えた。
「ふーん?」
ニヤリ顔をしている高野。ムカつく!
そう、私は最近失恋した。
最悪な終わり方なの。
その日私は友達と私の好きな人を正門で待ち伏せしてた。
そしたら出てきた彼の隣には女の子がいた。
しかも手を繋いでたという、カレカノ確定な状態だったってわけ。