後悔、先に立たず。
それからお義母さんと、ゆう、綾香、真由、小さな我が子は、一旦家に着いた。

おかしくなった綾香は、
やっと自分の腕の中に帰ってきた小さな天使をいとおしそうに目を細目ながら

『おかえり、赤ちゃん』と呟いた。

そこから数日、綾香には記憶がなかった。何をしたのかも思い出せず思い出そうとすると頭が痛くなり吐き気を催す。

そんな虚ろな毎日が続いていた

だが、
ある日─
< 41 / 49 >

この作品をシェア

pagetop