後悔、先に立たず。
それから何年かしたある日。
あれから綾香は
ゆうのいいなりとなった。

抵抗するのも
疲れて
死んだような目をして毎日
子供の世話とゆうの世話をしていた。

ある日、最近仲良くなった近くの真奈美から
幼稚園の話があがった。


綾香は、幼稚園は高いから保育所にしようと思った。

そして
ゆうにいうと
『お前、なに考えてるの? 母親の仕事またさぼろうとしてるのか』

綾香は
毎日説得した。

前みたいに働いて、自分を磨きたかったのだ。

説得し続けて10日目の夜。

ゆうはやっと許してくれた

綾香は
ただそれだけが嬉しくて
ゆうに心からの感謝の言葉を送った。
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