ただ君が、愛してくれると言うならば。
プロローグ
あたしが好きになった彼は
あまりに残酷で痛烈な過去を背負っていました。
『ずっと傍にいる』
その言葉を支えにし
その言葉を信じ
その言葉を糧に。
そして君との思い出は
記憶の奥底へと消えてゆく。
笑ってた君。
ふざけてた君。
怒ってた君。
時折見せる、悲しげな君。
綺麗で
眩しくて
それでいて壊れそうな記憶の断片。
いつか
君と離れる時が来ても
いつか
この手を離す日が来ても
信じてみてもいいですか?
君との永遠の愛を…