夢(ほし)職人ムムとワガママな絵本
純粋に絵本の中身が知りたかったのでした。
「ケッ、いやだね。
俺は、もう人間には心を許さないね! だから、中身も見せない」
絵本はそう言うと、クルッと背表紙をムムに向けました。
ムムは、困った表情を浮かべて絵本を見つめました。
「ムム、お止し。その絵本はもう誰にも読めないよ」
セルディがムムに言いました。ムムは、振り向いてセルディを見つめました。
セルディはすごく真面目な表情をしていました。
「ケッ、いやだね。
俺は、もう人間には心を許さないね! だから、中身も見せない」
絵本はそう言うと、クルッと背表紙をムムに向けました。
ムムは、困った表情を浮かべて絵本を見つめました。
「ムム、お止し。その絵本はもう誰にも読めないよ」
セルディがムムに言いました。ムムは、振り向いてセルディを見つめました。
セルディはすごく真面目な表情をしていました。