Forever~sidestory~

司side

「ねぇ!名前なんていうの?」




突然、隣の席の子に話しかけられて驚いた。





「え…?あぁ。笠井司だけど」



「じゃあ、司くんって呼ぶね!」





そう言って笑った顔から目が離せなかった。






「私は、崎野実佳里!よろしく、司くん」




「よろしく。崎野」










これが彼女と初めて会ったときのこと。





好きだと気づいたのはもっと後だけど、





もうその時から彼女の事を意識し始めていたんだと思う。








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