Forever~sidestory~
数日後。
「司~!早く来いよ!」
「おー!今行く~」
休み時間に教室にいると外から声が聞こえた。
その声に覚えがあり窓に駆け寄る。
「…いた!…司くんっていうんだ」
そのときに私は名前を知って、今までずっと見てきた。
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司くんは覚えてないだろうな…。
昔を思い出してボーっとしていると肩を叩かれた。
「崎野?ボーっとしてどうした?」
そう言う司くんの声で我に返った。
「なんでもないよ!ちょっとね~?」
「そう?…なんか悩みあるなら聞くぞ?」
心配そうに私の顔を覗き込んでくる司くん。
それだけで顔から火が出そうなほど熱くなる。
「平気だよ~!心配しないで」
「ならいいけど。なんかあったら言えよ~?」
そう言うと司くんは愛莉たちのところに歩いていった。