爆走ハラスメント〜ツンデレ生徒会と硬派な王子達
☆★☆★☆★☆★☆★☆★
私立神戸高校では、入学式が始まっていた。一時間程前まで騒がしかった正門周辺も、今はもう静けさを取り戻している。
講堂には新入生が集められ、厳粛な雰囲気の中で式が行われていた。
「…続きまして。生徒会、挨拶。」
アナウンスに続き、舞台に上がったのは一人の美女だった。
豊かな緑の黒髪は、長く艶やかに輝いている。鼻筋の通った高い鼻に、細い首筋から流れる鎖骨のラインが見事だ。その下にある2つの大きな胸を支えているのは、引き締まった細いウエストだった。
その美貌の持ち主がマイクの前に立ち、慈愛に満ちた微笑みを湛(タタ)えた瞬間、新入生の間に騒(ザワ)めきが起こった。
美女は口の端を少し上げると、マイクを優雅な手つきで握り締めた。
「新入生の皆さん、入学おめでとうございます。」
ナイチンゲールの囀(サエズ)りのような、甘く優しい声。男子生徒は興奮の為か、鼻息が荒くなり、女子生徒はうっとりと、ため息を洩らした。
美女は満足気にその様子を確認すると、挨拶を読み始めた。
私立神戸高校では、入学式が始まっていた。一時間程前まで騒がしかった正門周辺も、今はもう静けさを取り戻している。
講堂には新入生が集められ、厳粛な雰囲気の中で式が行われていた。
「…続きまして。生徒会、挨拶。」
アナウンスに続き、舞台に上がったのは一人の美女だった。
豊かな緑の黒髪は、長く艶やかに輝いている。鼻筋の通った高い鼻に、細い首筋から流れる鎖骨のラインが見事だ。その下にある2つの大きな胸を支えているのは、引き締まった細いウエストだった。
その美貌の持ち主がマイクの前に立ち、慈愛に満ちた微笑みを湛(タタ)えた瞬間、新入生の間に騒(ザワ)めきが起こった。
美女は口の端を少し上げると、マイクを優雅な手つきで握り締めた。
「新入生の皆さん、入学おめでとうございます。」
ナイチンゲールの囀(サエズ)りのような、甘く優しい声。男子生徒は興奮の為か、鼻息が荒くなり、女子生徒はうっとりと、ため息を洩らした。
美女は満足気にその様子を確認すると、挨拶を読み始めた。