爆走ハラスメント〜ツンデレ生徒会と硬派な王子達
「そうか、悪い事したな。知り合いだとあっちを応援…。」
「するわけないでしょ!あいつのせいで、私がどれだけ迷惑してると思ってんの!?」
ディランはハーフ独特の雰囲気がある為目立つ。空手では全日本のメダルの常連で、高2、3年と2連覇している。地元では少し有名人だった。
端正な容姿のおかげで、空手雑誌の表紙を飾った事も1度や2度ではない。
「秀だってあいつを応援するわけないわよ。秀が唯一1度も勝った事がないのがディランなんだから。あいつは敵よ、敵!」
妙に力が入った葉子に圧(オ)されて、真幸は頷くしかなかった。
「分かった。分かったから。俺の応援してくれるって事だよな。助かる。でも五条はディラン応援して良いからな。付き合いはあっちが長いんだろ。」
「わ、私もあなたの事応援するわよ!!だって…。ほらあれよ!誰も応援してくれないかも知れないじゃない!可哀相だからね!」
和葉の言葉を聞いた真幸は、1瞬ふっと笑うと
「助かるよ。」
と言って背を向けた。
「じゃあもう練習するから、気を付けて帰れよ。」
真幸は振り向く事なく道場に入っていった。
「するわけないでしょ!あいつのせいで、私がどれだけ迷惑してると思ってんの!?」
ディランはハーフ独特の雰囲気がある為目立つ。空手では全日本のメダルの常連で、高2、3年と2連覇している。地元では少し有名人だった。
端正な容姿のおかげで、空手雑誌の表紙を飾った事も1度や2度ではない。
「秀だってあいつを応援するわけないわよ。秀が唯一1度も勝った事がないのがディランなんだから。あいつは敵よ、敵!」
妙に力が入った葉子に圧(オ)されて、真幸は頷くしかなかった。
「分かった。分かったから。俺の応援してくれるって事だよな。助かる。でも五条はディラン応援して良いからな。付き合いはあっちが長いんだろ。」
「わ、私もあなたの事応援するわよ!!だって…。ほらあれよ!誰も応援してくれないかも知れないじゃない!可哀相だからね!」
和葉の言葉を聞いた真幸は、1瞬ふっと笑うと
「助かるよ。」
と言って背を向けた。
「じゃあもう練習するから、気を付けて帰れよ。」
真幸は振り向く事なく道場に入っていった。