爆走ハラスメント〜ツンデレ生徒会と硬派な王子達
真幸は色々な妄想を膨らませていた。日頃、膝下5センチと校則を完璧に守った、長めのスカートを着用している葉子の太ももは新鮮だった。


秀一は葉子の服がエロ過ぎると思っているので、あからさまに不機嫌な顔になる。


「ったく。おとなしく着るなよ。バカじゃねぇの?」


秀一は自分も上半身全裸と言う破廉恥な姿でいながら、悪態をついた。


秀一は爆笑すると思っていた葉子は、予想外の反応に「はぁ?何イラついてんの?」と少し頭にきていた。


葉子と秀一に険悪な空気が流れだした時、和葉の明るい声がその場を救った。


「待たせてごめんねぇ。完成したよ。」


最後となった和葉は、先程葉子が出てきた立て板から現れた。


髪はハーフアップにして、少し盛っている。毛先は大きめに巻かれ、フランス人形のようなシックなドレスは薄めの水色だ。


「きゃーー!和葉可愛い!!」


葉子は和葉に駈け寄った。


写真部員も写真を撮らせてほしいと、懇願している。


真幸は和葉の愛らしさを100%引き出された姿にドギマギしていた。清楚な雰囲気が、いつもより和葉を大人っぽく見せている。
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