僕の左側
だから婚約を破棄して、二年暮らしたあの家をあいつがでていく時、僕は当然のことのごとく、明日にでもあいつは僕のもとに戻ってくると確信していたんだ。

でも次の日になっても、その次の日になっても、あいつは帰って来なかった。

そして一週間が過ぎたけど、あいつは帰って来なかった。

僕は混乱した。
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