メトロノーム 【完】
隼人にあげるチョコのため。

毎日のようにレシピを調べたり本屋さんで料理本を読みあさっては、試作品を作り続けていた。




2月13日。

隼人にあげるチョコを、里菜と涼太に味見をしてもらう。

「どう?」

ドキドキしながら二人を見ると、声を合わせて「おいしい!」と言ってくれた。

ほっと一安心。


里菜はレシピ教えて。と言ってはメモを取り、大樹くんとの始めてのバレンタインデーを楽しみにしているようだった。

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