メトロノーム 【完】
好きになったほうの負け
冷たい声
長いようで短かった夏休みが終わり、学校のリズムもようやく取り戻し始めた。
会うたび、声を聞くたび、メールするたび、ますます恋心が増す私とは逆に、メールの回数も減っていき、会話もそっけなくなっていった隼人くん。
そして聞きたくなかった言葉。
「別れよっか」
その言葉をこんな短期間で。
しかも電話で簡単に聞いてしまうなんて・・・
想像もできなかった。
「嫌だよ・・どうして?」
「や、別に。」
「・・別れたくないよ。」
「ごめん。」
会うたび、声を聞くたび、メールするたび、ますます恋心が増す私とは逆に、メールの回数も減っていき、会話もそっけなくなっていった隼人くん。
そして聞きたくなかった言葉。
「別れよっか」
その言葉をこんな短期間で。
しかも電話で簡単に聞いてしまうなんて・・・
想像もできなかった。
「嫌だよ・・どうして?」
「や、別に。」
「・・別れたくないよ。」
「ごめん。」