メトロノーム 【完】
溺れてる
放課後、まだ隼人が本館に来ていなかったから、南館まで迎えに行こうと歩く。
今日は部活休みだから、これから隼人の家にお邪魔する予定。
昨日の誕生日の余韻か、ふわふわ浮いてるみたいに足取りは軽い。
ちょうど靴を履き替えているところだった隼人は、私に気づき、走りよってくる。
「じゃ、行こっか。」
部活道具がない分、いつもより荷物が少ない隼人が私のカバンをひょいと持つ。
私はフリーになった両手を、隼人の左腕に絡めて、歩き出す。
そして、隼人の家。
いつもの指定席、ソファの左側。
コンビニで買ってきた紅茶を開ける。
隼人は好きな炭酸をゴクリと喉を鳴らして飲む。
録画しといてもらった番組を見終わった頃には、ペットボトルは汗をかいていて、すこしぬるくなっていた。
少しの沈黙・・・
今日は部活休みだから、これから隼人の家にお邪魔する予定。
昨日の誕生日の余韻か、ふわふわ浮いてるみたいに足取りは軽い。
ちょうど靴を履き替えているところだった隼人は、私に気づき、走りよってくる。
「じゃ、行こっか。」
部活道具がない分、いつもより荷物が少ない隼人が私のカバンをひょいと持つ。
私はフリーになった両手を、隼人の左腕に絡めて、歩き出す。
そして、隼人の家。
いつもの指定席、ソファの左側。
コンビニで買ってきた紅茶を開ける。
隼人は好きな炭酸をゴクリと喉を鳴らして飲む。
録画しといてもらった番組を見終わった頃には、ペットボトルは汗をかいていて、すこしぬるくなっていた。
少しの沈黙・・・