メトロノーム 【完】
30回目のコール
レッテル
3年生の夏休み前。
日差しが眩しくて、思わず太陽に目を細める。
今日は放課後、隼人とデートの予定だった。
でも、休憩中にバイト先から連絡があって
放課後バイトに行くことになってしまった。
すぐに隼人にメールを送ったのに、返信がないまま放課後。
隼人のクラスを覗くとクラスの人が私に気づいて、隼人を呼び出してくれた。
目があった隼人に小さく手を振ると、明らかに不機嫌そうな顔をしていた。
「バイトは?」
「今から行くけど…怒ってる?」
「別に怒ってなんか。」
「怒ってるじゃん。」
目を合わそうとしないまま、隼人の口調はきつくなる。
日差しが眩しくて、思わず太陽に目を細める。
今日は放課後、隼人とデートの予定だった。
でも、休憩中にバイト先から連絡があって
放課後バイトに行くことになってしまった。
すぐに隼人にメールを送ったのに、返信がないまま放課後。
隼人のクラスを覗くとクラスの人が私に気づいて、隼人を呼び出してくれた。
目があった隼人に小さく手を振ると、明らかに不機嫌そうな顔をしていた。
「バイトは?」
「今から行くけど…怒ってる?」
「別に怒ってなんか。」
「怒ってるじゃん。」
目を合わそうとしないまま、隼人の口調はきつくなる。