-片翼だけの天使-
カルチャーショックだ!
ドアをノックする音がすると、店長が入って来て僕にスケジュール表を渡した。


「それ、午前と午後の演奏時間が書いてあるから。2部あるから、一つは冬椿さんの分。それから、お前のは司会の文句が書いてあるから、それを読んでくれ」

「えっ?なんて?そ、そんな…僕がですか?」


僕は慌てた。そんな話は聞いてないし。だいたいそう言うの苦手だし。

「なあに、大した事は言わないよ。曲の紹介だから」

そう言うと、店長は行ってしまった。困った事になったと僕は思った。それを見透かしたように、冬椿は笑った。



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