-片翼だけの天使-
今日は快晴。僕の心も晴れやかだった。大学の講義もなんだかあっという間に終り、僕はアパートへ帰った。蛍子のポーチに鍵が入っている事を確認して22時くらいに家を出た。僕のアパートから東京駅までは一度の乗換えがあり約一時間はかかる。
夜の東京駅は人がまばらだった。お店はだいたいしまっていたので、自動販売機で缶コーヒーを買い改札近くの椅子に座った。
僕はバックの中に赤いポーチがあるのを確かめた。なんだかドキドキするな。手のひらが少し汗ばんでいる。
間もなく改札から、人が出てきた。僕は蛍子を探した。蛍子は改札の中から僕を見つけて手を振った。
「
夜の東京駅は人がまばらだった。お店はだいたいしまっていたので、自動販売機で缶コーヒーを買い改札近くの椅子に座った。
僕はバックの中に赤いポーチがあるのを確かめた。なんだかドキドキするな。手のひらが少し汗ばんでいる。
間もなく改札から、人が出てきた。僕は蛍子を探した。蛍子は改札の中から僕を見つけて手を振った。
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