forget-me-not
心臓がドクンドクンうるさいよ
相馬さんに聞こえそう

きっと私の顔、今ゆでダコだよ・・
恥ずかしくて顔をあげれない


そんな私の動揺なんてお構いなしに
相馬は至ってクールに話す

「今日の会場は僕の家なんだ」

「えっ相馬さんの」

「そう、僕の祖父と
 ゆいちゃんのおじいさんは
 幼馴染でね昔から仲がいいんだよ」

「そっそうなんですか・・」

動揺しすぎてありきたりな
返事しか出来ない…

「ゆいちゃんが家に
 来るって決まってから
 おじさんもう
 舞い上がっちゃって」

相馬さんは思い出すだけで
おもしろいとククっと笑った

「今日ゆいちゃんが
 きて部屋をみて回った時に
 ばれちゃ面白くない
 から海藤家をかしてくれって」

そう言うとやさしい眼差しで私をみた











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