forget-me-not
「ごめんねとうさん
 ゆいちゃんと僕のひみつなんだ」

「ねぇっゆいちゃん」

そう言って相馬さんは
屈託のない笑顔を向けた


『トックン』


なんでだろ相馬さんが笑うと
胸の奥ががざわざわする

「なんだなんだみんな玄関で
 早くゆいちゃんを
 こっちに連れてきておくれ」

奥からおじいさんが顔をだした

「うぅぅ
 ゆいちゃんどうしたんだ・・
 怪我はないのか」

「大丈夫です
 ちょっとはしゃぎ過ぎました・・・」

「そうかそうか楽しかったかい?
 相馬ともすっかり打ち解けたようだね」

嬉しそうな顔で私たちをみた


















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