forget-me-not
服を着替え弥生さんとリビングに
入った

「・・・・・」

みんなの動きが止まった
なんか私スゴイ見られてる・・
やっぱりこの服似合わないんだ

ゆいは弥生が選んだ綺麗な薄い
ピンク色のワンピースを着ていた


でもなぜか弥生さんは嬉しそうに
笑いながら耳元で囁いた

「ねっ私の言ったとおりでしょ!
 ゆいちゃんに釘付けよ」

恥ずかしくて下を向いた私に
相馬さんが言った

「ほらまた下を向く
 せっかく凄く似合ってるのに」

「うんうん、ゆいちゃん
 とってもきれいだよ」

とおじいさんも微笑んだ

「そんなところに
 突っ立ってないで
 お姫さまこちらへどうぞ」

そういうと相馬さんが
手を差し伸べた

クスクスッ

みんなが笑ってる・・・
相馬さんも今にも吹出しそう・・


「もぉ恥ずかしいですよ」


私の言葉に皆我慢できず一声に
笑い出だした


あぁ・・・

ここにきて良かった・・

温かい人たち優しい笑い声


私は心の底からそう思った





















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