forget-me-not
「あれ・・今何時だろ・・
ここどこ??」

夜中に喉が渇いて目を覚ました
夕食の後私寝ちゃったんだ・・


きっと海藤さんのお宅だな・・


とても高い位置まで
月が昇っている


部屋の中が月明かりに照らされて
明るかった

ベットから起き上がりバルコニーに
向かい窓を開けた

春とはいえやっぱり夜は風が冷たい


ザァァァァァァー

「水の音・・・」



導かれるように音のする
方へ歩き出した

少し歩くとそこには大きな
温室があった

「なんだろここ・・」


誰かの声が聞こえた気がして
思わず扉を開いてしまった




ギィィィィィー



























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