forget-me-not
身支度を整えリビングに向かうと
すっかり夕食の準備が整っていた

「あっ、ゆいちゃん
 今呼びに行こうと思ってたのよ
 ナイスタイミングね」

「すいません何もお手伝いしないで」

「やだなぁ~そんな気遣い
 なんか寂しいー」

弥生さんは大袈裟に拗ねた真似をした

「かあさん子供じゃないんだから
 なんだよその仕草」

相馬は呆れ顔でゆいの元へ歩みよった


「もう平気??」



優しい目

優しい声

やっぱり私・・・相馬さんを見ると
ホッとするな・・・




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