forget-me-not
パパ達に何があったか詳しい事は
知らないでも、私今ホットしてるよ

『一人じゃないんだって』



それから何日かしておじいさんが
置いていった名刺に書いてあった
番号に電話をかけた


きっと電話を握り締めてまって
いてくれたんだろう


ワンコールでおじいさんは電話にでた


「あっ浅尾ゆ・・」


名前を言い終わる前にうれしそうに
おじいさんは話し出した

「ゆいちゃんだね。
 電話をくれるのを
 まっていたよ。
 こんなに早く連絡を
 もらえると思って
 なかったからうれしいよ。」

「あのこの前のお話なんですが
 お言葉に甘えて
 お世話になろうと思うんですが」

「本当かい…
 本当に来てくれるんだね
 ありがと本当にありがとう」

「きっとこうすることが
 パパとママも
 一番喜んでくれると思うんです」

そういうとおじいさんは
電話ぐちで泣いていた

「ごめんよ年をとると涙もろくてな」
 

「おじいさん
 これから宜しくお願いします」


「いいんだよ
 これからは家族だ
 気兼ねは無用じゃ」

「はい」

「私も迎えに行こう
 ゆいちゃんは
 身の回りのものだけ
 準備して待っていてくれ」

そういうと電話をきった


明日から忙しくなるな・・・










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