forget-me-not
「ドンッ」

思いっきり誰かにぶつかった

顔を見られたくなくて下を向いたまま誤った

「ごっごめんなさい」

そそくさと立ち去ろうとしたその時
聞き覚えのある声に思わず
顔を上げてしまった

「こんな所で何してんだ
 
 ――てか
 なんだその顔

 酷い・・・ブス」

―――グサッ

酷いそんな傷口に塩塗る様な事
言わなくてもつーか塗る通り越して
擦り込まれた~

「・・・・」


「ヒック・・ヒィック・・・

 ワァァァァ~
 ぎょう・・ぢゃん・の・ばが~」

公衆の面前で高校生とは思えない様な
泣きかたでゆいは泣き出した







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