forget-me-not
携帯を開いた瞬間
泣きそうになった・・・
相ちゃんから沢山の着信


今どんな気持ちで私を探してるの・・・・
そう思ったら居た堪れない


携帯を握り締めたまま動かないゆいを
鏡夜はじーっと見ていた
そんな視線にさえゆいは気づかない・・・


―――イライラする

大体この俺が何も気づいてないと
思ってるのか?

あほか・・・お前らが定食屋に居た
時から見てたよ


「グイッ」

鏡夜はゆいの携帯を奪いとった


本当にイラつくこの女
なんだよその顔・・・


ヤバイッみたいな顔しやがって
つーか俺は全部知ってるんだよ!!


< 82 / 92 >

この作品をシェア

pagetop