レンタル・ガーディアン
屋敷を囲む塀に身体を預け俺は少し休んだ。

皇女は俺の腕の中にいた。
「ふぅ、どうやら無事に逃げ出せたようだな…」

「無事?」

皇女は俺を見ながら聞いた。
冷たい感触が左手から伝わり、あたたかいものが少し流れているのを感じた。

「!?…お前!?」
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