レンタル・ガーディアン
んで、俺は今、誘拐されたギル星の皇女の救出を頼まれてこのネオ・トーキョーの一角にある屋敷に潜入した。

「ずいぶん長く隠れてるのね。」


俺の隣にいる皇女は言った。
皇女ってんだから、もっときれいな姉ちゃんかと思ったら、まだ8歳のガキだった…

「はぁ…」

「ねぇ、ため息ついてないでどうするか考えてよ。」

えっと、確かさっきまで見つからずにすんでたのに、この皇女がくしゃみをしてセンサーに引っかかったんだった。

俺は半眼で皇女を睨んでいた。


「だいたいお前がくしゃみするからだろっ!!」
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