レンタル・ガーディアン
しばらく進んでみた。


どうやら本当に「二足歩行」でなければ人間として見てもらえないらしい。

ちょっと悲しいが…


「皇女さん、はって出て来い。立って歩かなければ平気だ。」

「うん、わかったよ。」


さすが子供である。

面白がりながらはって進んできた。やっぱりガキでよかった、姉ちゃんだったらはって進んでくれなそうだし。


「とりあえずこの廊下越えるぞ!」


「うん。」


レーザーが乱れ撃ちされていた廊下は静かである。

静かすぎて嫌な予感がしたくらいだ。
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