人魚姫の涙~先生への想い~



「俺はどうしてやることも・・・出来ないけど、こうやって話聞いてやることぐらいは出来るからさ。何かあったらいつでも言えよ」




そう言って


にっこり笑った



『先生』





「もう壊すなよ~!修理大変なんだからな!」


「・・・ごめんなさい」


「あぁ、いいよ。少しは楽になったか?」


「・・・はい・・・」


「そっか。よかった」




こんなに



嬉しい気持ちもあるんだね


真っ暗な真っ暗な


闇の中だったのに


今はまぶしすぎるくらい光がさしている私の心




不思議



・・・先生



こんなに素敵な先生がいるなんて



思ってもみなかったよ。




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