人魚姫の涙~先生への想い~
楽しい毎日
家から飛び出すようにして向かう学校。
生まれて初めて学校の良さを知ったかも。
早めに学校に着くと、必ず校門の前に立つ・・・あの人。
先生。
挨拶・・・してるんだ、みんなに。
なんか照れくさい。
だけど無視なんかできない。
「おぉ、おはよう。調子どうだ?」
長い髪の隙間から見える先生の笑顔。
顔が一気に熱くなるのがわかる。
ドキドキ・・・
「お・・・おはようございます・・・」
あんだけひねくれた態度しておいて
今度はおどおどしてる。
変なの。
意識しすぎ?
恋ってこんな感じなんだ。
クラスの人とはあんまり関わることは未だにない。
今更って感じだし。
先生と・・・ゆきがいれば別に学校は楽しい。
無理して頑張りすぎることない。