人魚姫の涙~先生への想い~
「なんでもない!先生、お仕事頑張ってね」
嘘つき
私、いつからこんな風になった?
ココロの底では
先生が私を心配して
気にしてみていてくれますようにって、願ってる。
一度お辞儀をして、走り去った私の頬に流れている涙は・・・
止まらなくて
どんどんこぼれ落ちていって
苦い
走り去って向かった先は・・・
海
夕方の海は
犬の散歩をする人と
サーフィンをする人ぐらいで
静かで落ち着く
涙が止まらなくて
泣いている理由もよくわからない
ただ沈んでいく太陽が、私を照らす