brother
「仁!醤油とって!!」
仁は上機嫌に醤油を取った。
あたしと仁はつい最近一緒に住むようになった。
まぁ別に手を出して来ないし…比較的利用しやすい。
「美羚ちゃん~今度友達呼んで良い?」
友達?
ってか仁に友達いたんだ。美羚は醤油を目玉焼きにかけながら…
「いいけど…あたしがいないとき。」
仁は嬉しそうに笑った。
仁はなんだか謎が多い。
仁のルックスは良いし…性格も悪くない。
彼女とか居るのかな?
あたしは年下に興味なし
「美羚ちゃん時間!!」
やばい!!考え事してたら…時間じゃん!
「ごめ…仁後片付けしておいて!!」
「え~またぁ?」
仁がだだこねてるのを無視して家を出る。
仁はあたしに合わせて5時に起きてくれる。
多分あたしが出掛けた後寝てるだろうけど…
意外といいやつなわけ。
高校は近くの公立高らしい。
まぁなんだかんだで充実していた。